10年ほど前の状況に対応した、経営戦略と戦術を書いたものが出てきました。
紙ではなく、パソコンのドキュメントの中から、たまたま見つけたものです。
会社をダウンサイジングさせた方がいいのかどうかを散々迷い、ダウンサイジングする方向に決断し、それに対する具体的な戦術を書いていました。
今から見てもかなり的確な方法を書いており、それがゆえに「今」があるのだと思います。
けっして驕り高ぶっているわけでもなく、自慢しているわけでもないのですが、その時に願っていた「理想」がいま実現しているというわけです。
「書く」ことの重要性を今さらながら認識しました。
ダウンサイジングしただけでは単なる「後退」なので、次の一手を探さなければなりませんでした。
パソコンから出てきたものには、さすがにそこまでのことは書いていませんでした。
今は次の一手もハッキリと分かっています。
会社のコンセプトも、私自身のコンセプトも明確にしたので、今後は迷いなく進んでいけると思っています。
仮に今が「理想の会社」や「理想の自分」であるならば、それを維持管理していかなければなりません。
方向性は同じでも、やはりその中での進化というものがあるはずです。
人生は短いのだから、いかに時間を有効に使っていくかは、かなり重要な問題だと思っています。
「やるべきこと」を決めるのは当然として、「やらないこと」を決めるのは、それ以上に大事なことだと思うのです。