「時間足らない症状」に対応するには「やること」を決めるより「やらないこと」を決める方が効果があるように思います。
私が既に実行していることが「テレビを(本気で)見ない」ことです。
番組一つ一つを腰を落ち着けてみてしまうと、2時間ぐらいはあっという間に潰(つぶ)れてしまいます。
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同じくフェイスブックも「本気で見ない」ようにしたいと思っています。
「いいね」をもらいたいがために投稿したり、あるいは「いいね」を確認するために何度もフェイスブックを覗いたりするのは、時間的にはかなりマイナスです。
人のお昼ご飯をいくら見てもあまり意味がないように思うし、また他人の「リア充」(リアル〈現実〉の充実した生活)を見て落ち込むのも全然よくありません。
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私は自分の書斎にいる時が一番充実した時間を過ごすことができます。
次が会社のオフィス。
ならばできるだけそれらの場所にいることができるように、他のことはサッサと片付けていきたいと思うのです。
会社での私のデスクワークを客観的に分析すると、一番時間が取られているのが郵便物の処理なのです。
これを何とかできないかと思っています。
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「近くに来ているので、ちょっとご挨拶を」などというセールスの人たちからの電話は、中小企業の社長なら数百回と受けていると思いますが、いちいち対応していたら時間がいくらあっても足らなくなります。
一番いいのは社長が会社にいないことかもしれません。
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当社の場合は私がいなくても会社が回るようになっているので、私自身はマイペースで出社でき、とても助かっています。
一倉定先生は「社長は会社に週に1度しか行ってはいけない」とセミナーで仰っていました(赤字会社の場合は「月に1度」)。
当時はえらく極端な話だなと思って聞いていたのですが、最近はその意味が理解できるようになってきました。
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ただし、自分が楽をしようとすると、途端に会社の業務成績が悪くなっていくという経験を何度もしています。
従って私自身の「闘う姿勢」は解除していないのですが、それと会社に勤勉に顔を出すというのは違うのです。
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ましてや当社は「次の一手」探しの真っ最中でもあります。
あらゆる情報を集め、次の一手を探し求めるためのアンテナを張り、見つけたら決断し実行するというのがトップである私の役割だと思うのです。
だから郵便物の整理や来客への対応に一生懸命になるのは、ちょっと「やるべき役割」がズレていると言わざるを得ないのです。