生活の見直し

事業でも最初に「やるべきこと」と「やらないこと」を決めておくと、きわめて合理的な動きができるようになります。

星野リゾートの星野さんは、破たんしたホテルや旅館を立て直すときに、まず初めにコンセプトを考えるのだそうです。

会社でもコンセプトを決めると、その存在意義もハッキリするし、打つ手に迷いがなくなります。

売上を上げようとすると、そのために余計な経費(例えば人件費や広告費)がかかるし、それらの経費を増やしたからといって売上が上がる保証はありません。

今まで売上増大や事業拡大こそ、企業経営のキモだと思っていたのですが、どうもそうでもないことが最近になって分かってきました。

むしろ売上を減らすと、利益や財務内容が劇的に好転した例を、最近よく目にするようになりました。

個人の生活でもシンプルライフを目指そうと思います。

質素倹約と言ってしまうと、すべての面での(暗い)節約につながりそうですが、シンプルライフは自分が価値を認めるものにはお金を惜しまず、そうでないものにはお金をかけないといった生き方です。

つまりメリハリがハッキリしていて、つまりそれ自体がシンプルなのです。

単なる習慣や、ちょっとした見栄で、パンパンに膨らんだ生活形態を見直す機会があるとラッキーです。

早寝早起きにするだけで、たぶん2割ぐらい生活コストがダウンするような感じもします。

私の場合、同じころにノン・アルコール生活も(意図せずに)始まり、酒代がゼロになりました。

私の周辺でも生活を見直し、家やクルマをダウンサイジングする人が少なくありません。

私自身は本と旅に価値を置いているので、そこはケチらずにいこうと思っています。。