小さな会社で第2の人生

20代のときは人生経験が少ないので、試行錯誤でいろんなことに挑戦していくべきだと思います。

 

そのときの失敗は、次に活かせる失敗でもあります。

 

30代の中盤になると、そろそろ自分の人生の方向をハッキリと決める必要があります。

 

「何をして、何をしないか」の選択は、その後の人生を大きく左右し、極めて大事な決定でもあります。

 

40代は実践の年代。

 

50代ではやはりキッチリとその成果を実らせたいものです。

 

私の場合、60代は第2の人生の出発点。

 

そこからまだ30年以上働くつもりですが、それからの人生は文字通り「儲けもの」(お金儲けも十分できます)であり、今までの経験や知恵が全部生かせるので、超効率的な仕事や知的作業もできそうです。

 

若い頃は会社経営に日々苦しんできたのですが「会社は大きくしなければならない」の思い込みをやめたときから上昇機運に乗りました。

 

会社が小さいと機動的で、また軌道修正がしやすいのです。

 

固定費が少ないので、例えばコロナなどの危機などにも極めて強いことが分かりました。

 

社員の採用や教育や、その他もろもろの労務対策に時間とエネルギーを取られることもありません。

 

以前は毎年、各社員へのボーナスの額を考えるだけでも大変で、憂鬱な作業でした。

 

不思議なことに「会社は借入れしなければならない」との思い込みをしている経営者も結構いるのです。

 

銀行対策や資金繰りなどで頭を煩わすのは、経営者の本来の仕事ではなく、その分、本業や未来志向の仕事に力を入れたいものです。