「その人と出会ってから人生が変わった」と言える人が、私の場合も何人かいます。
著者の中にもそういう人がおり、そういった人たちのおかげで今があるのだと思います。
中学生だった頃の私は怠惰でネガティブで、今から考えても「どうしようもない」生徒でした。
中学3年生の春休みに矢内正一先生のご自宅でお話をお伺いし、心にエネルギーが一気に注入された経験があります。
わずか2時間で少年の気持ちをガラリと変えてしまう「教育の力」を、まさに実体験しました。
勉強が嫌いで仕方なかったのに、それ以降、勉強好きになり、今日に至っています。
渡部昇一先生の著書が世間的に評判になりだしたのは、私が社会人になりたてぐらいのときでした。
「知的生活」シリーズには大いに刺激を受け、またその時に個人蔵書の大切さというのを学びました。
それが潜在意識にインプットされ、今の私の個人図書館につながっているのは間違いありません。
バブル経済が崩壊したあと、36歳、37歳、38歳の3年間は「我が人生最悪」の時期でした。
38歳も終わろうとするとき、ひょんな縁から鍵山秀三郎先生と出会い(といっても最初はハガキのやり取りだけでしたが)、それ以降30年間、鍵山流掃除に徹してきました。
鍵山秀三郎先生と出会わなかったら、経営的に“とんでもない”方向に行っていたか、もしくは倒産していたと思います。
人ではないのですが、伊勢神宮、つまり天照大神(アマテラスおおみかみ)との出会いは超ラッキーでした。
それ以降、豊かで幸せになる階段を一歩一歩登っていっている感があります。