自分の小さな会社

サラリーマンをやっていた友人たちは、もう完全定年の年齢になりました。

 

上場企業に勤めていたのが多いので、今さら警備や清掃などの仕事にはつけないのではないかと思います。

 

その点、小さな会社(お店)を営んでいる友人たちは、まだ頑張っています。

 

それなりの大きな会社であれば、経営判断のミスが命取りになるかもしれず、「老害」のままいると社員たちに迷惑がかかります。

 

小さな会社やお店だと、昔からと同じようなことをしていればよく、お客さんだって同じような会社や人たちなので、今さらそう最先端のシステムにしなくていいわけです。

 

昔、ある経営コンサルタントと話をしたことがあります。

 

その人は、年が行ったとき「自分の小さな会社」を持っている有難さを懇々(こんこん)と説いてくれました。

 

その人自身も社員5名以内で、隆々としたコンサルタント会社を営んでいます。

 

私よりも年上なのですが、見かけも若く、これもまた「自分の小さな会社」効果なのだなと納得した覚えがあります。

 

私は「95歳までバリバリの現役」を宣言しているのですが、そのあとは自然に廃業するのか、子や(ひょっとしたら)孫に事業承継するのか、あるいは事業売却するのかは、今のところ全然分かりません。

 

が、もし事業承継するのであれば、取り扱いやすい形にしておかなければいけないと思っています。

 

「収益物件を一つ一つ(無借金で)増やしていく」というのが今の方針です。

 

そうすると事業を引き継ぐというよりは、資産を引き継ぐといった形なので、引き継ぐ方も楽ではないかと思うのです。