税理士や公認会計士や司法書士などの士業(サム
ライ業)や経営コンサルタントのような職種の人
たちの中には、事務所を大きくせずに1人で業務
をこなす人たちも多くいます。
*
何人かスタッフを抱えるにしても、自宅業務で委
託し、毎日顔を合わすことはないというケースも
少なくありません。
*
顧客の方にすれば、別に事務所が大きかろうが小
さかろうが関係がないわけです。
*
1人事務所だと、まさにその先生にお任せするとい
うことになるわけですが、大きな組織に依頼して
デキの悪い人に来られるより、ずっと安心です。
*
サラリーマンのツライところは上司を選べないと
いうことですが、小規模会社だと経営者が社員を
選べないということがあるのです。
(そもそも人が来てくれない)
*
人が増えたら増えたで、さまざまな問題が出てき
ます。
1人の具合の悪い社員が会社の評判を落とし、チー
ムワークも乱すなんてことは何度も経験しました。
*
昨年、会社を思い切って小さくしたのですが、非
常に居心地のいい状態になりました。
気のいい仲間と働けるのは幸せです。
*
会社の経営と、自分の人生を一体化させた「経営・
人生統合計画書」を書き始めた頃から、目標設定
とその達成が容易になってきました。
*
逆に、会社と自分とを一体化させて考えることが
できる規模にまで会社を小さくしたのがよかった
ということになります。
*
会社のトップの仕事はルーティンワークをこなす
ことではなく「将来のわが社」の姿を考えること
です。
*
そのためにはむしろ会社に出ずに、1人で考える
時間を持つ方がいいような気もします。
*
「社長は週に1回以上、会社に出てはいけない」と
いう一倉定先生の教えがあり、「なんと極端な」
と思っていたのですが、今頃その意味が分かって
きました。