幸田露伴がいい人生になるための行動指針を教えてくれています。
それが「惜福」・「分福」・「植福」です。
私にも経験に基づいた人生訓があります。
「場を清め」、「時を守り」、「福を広める」がそれです。
38歳の時に鍵山秀三郎先生と出会い、そこから私の掃除人生が始まりました。
鍵山秀三郎先生と出会わなければ、いったい自分の人生はどうなっていただろうと空恐ろしくなるほどです。
鍵山秀三郎先生は自転車での行商から始め、一部上場会社にまで大きくされました。
イエローハットという会社がそれですが、今は経営から完全に身を引かれています(会社には親族もいません)。
私が見ず知らずの鍵山秀三郎先生にファンレターを出し、そのご返事をいただいた時点から、私の運命の歯車が回り出しました。
その日から毎朝2時間、会社を徹底的に掃除してきました。
したがって「場を清める」は合格点がもらえると思います。
人は傲慢になると時間に遅れだします。
そして時間に遅れだすと、必ず没落への道が待ち受けているのです。
逆に時間を守るという、たったそれだけのことで、人は全幅の信頼を置いてくれるようになります。
私も人生の後半は、「時を守る」の合格点がもらえるのではないかと思います。
「福を広める」の「福」は幸福と言い換えてもいいのですが、ご縁のある人たちに(自分が与えられた)福のおすそ分けをしていきたいと思うのです。
この発想は最近のことで、まだ合格点は得ていません。