スポーツの効用は随分と大きく、中学や高校でスポーツに打ち込んでいると(グレたりといった)変な方向に行きません。
チームワークも身につくし、体がしっかりしてくると自信にもつながります。
何百人もの生徒を見てきた、中学校の校長先生が言っていましたが「硬派だった生徒の方が社会人になってから伸びている」とのことでした。
大学ででも本格的にスポーツをやるべきかどうかはよくわかりませんが(やっぱり大学では本気で勉強すべきでしょう)、私は体育会柔道部に所属していて本当によかったと思っています。
ある結婚式で、大学のスポーツ同好会のような「軟弱な」サークルに入っていた人たちと同じテーブルになったことがあるのですが、体育会で鍛えた人たちと比べると、かなりレベルが低かったように思います。
私は自分のことは棚において「その人が仕事がデキるかどうか」は瞬時にしてわかります。
「この人たちは仕事をさせてもイマイチだろうな」と思ったのと同時に、一流企業が体育会のスポーツマンを採用したがるのも理解できました。
が、中高年になると運動のやり過ぎは、かえって良くないようです。
「体は鍛えれば鍛えるほどいいのだ」などという思い込みが私にはあったのですが、どうもそうでもないことに気がつきました。
老齢者のボディビルダーを見ても、顔自体が老けていて、若々しい雰囲気はあまり持ち合わせていないことが多いのです。
したがってボディビルはアンチエイジングの手段とはならないのではないかと思います。
むしろストレッチに力を入れるべきで、体の柔軟性が頭の柔軟性にもつながっていくのではないかと感じます。