羽織袴で参拝 実践編

羽織袴で伊勢神宮を参拝しました。

 

羽織袴は寒い時期だけしか着ることができません。

 

着物は基本的にはクリーニングができないので、汗をかくと後の手入れが大変だからです。

 

早朝からホテルで1人で着付けをしました。

 

女性の着物姿の参拝は時たま見かけますが、男性は今まで見たことがありません。

 

男性の場合、単なる着物姿では御垣内の中に入れてもらえません(つまり正式参拝をさせてもらえません)。

 

必ず紋付羽織袴でないとダメなのです。

 

洋装での男性の最高格式は燕尾服なのかもしれませんが、和装だと黒紋付の羽織袴となります。

 

私は黒ではない羽織袴を着用しているので、黒紋付より一つ下の格式で、洋装で言えば黒の略礼服か濃紺のスーツに当たります。

 

羽織袴の着はじめの頃は、なんとなく“ぎこちない”のですが、何度も着ているうちに、着こなしがサマになってきます。

 

外宮・内宮を草履で2時間ほど歩き回る間に、ともすれば着崩れそうになるのですが、それを修復する方法も分かってきます。

 

羽織袴の着方も、いろんな流派のようなものがあり、微妙なところで違っています。

 

羽織袴での一番の見せ場は、おへその下あたりに来るヒモの結び目なのですが、結婚式場などでスタッフの人に着せてもらうときと、歌舞伎役者が着ているやり方とでは違っているはずです。

 

逆に、坂本龍馬が左手を懐に入れた有名な写真がありますが、そのヒモの結び方を見ると、乱暴にゴチャゴチャと結んであるだけです。

 

要は、あまり気にしなくていいということなのかもしれません。

 

いずれにせよ羽織袴で伊勢神宮を参拝できたことは、かなりの自信になりました。

 

ちょっとフォーマルっぽい場や機会があれば、ばんばん羽織袴姿に挑戦しようと思っています。