コロナ後の不動産市況は、さぞ苦境に陥るのではないかと予想していたのですが、意外や意外、活況を呈しています。
価格も上昇傾向だし、取引自体も多くなっているようです。
株と一緒で、いつも自分の予測の反対方向へと向かいます。
予想を元に投資すると、手痛い目に合う確率が高いのです(少なくとも私の場合)。
ということは予想からは足を洗い、もう少し地に足のついた(市況に振り回されない)ビジネスをやっていくべきだということになります。
キャピタルゲイン狙いはやめて、地道なインカムゲイン事業をメインに据えるということでもあります。
先日、ある経営コンサルタントのCDを聴いていたら「会社経営において、余計な不動産や株は売るべし。借金はするな」との話で、その内容が腹にスコンと落ちました。
あらためて「インカムゲイン、小さな本体、無借金経営」を貫いていこうという気持ちになりました。
「雇用を増やす」というのは企業の使命の一つだと思っていましたが、今のような人手不足の時代に、他社に負けないように人を取ろうとすることが、果たして正しいのかどうかは疑問です。
人を増やさないで、地域社会のために役立つビジネスをしていくのが大事だという気がするのです。
また地味なビジネスこそ、当社にピッタリではないかと感じるのです。
「小さな本体」は少人数という意味でもあるのですが、そうすると能力的な限界が出てきます。
したがってアウトソーシングを活用せざるを得ないわけです。
そのぶん利益率が下がるのですが、それは仕方ないと割り切ることにしています。
見栄を捨て、生活を正し、コツコツとお金を貯めて、次の投資に備えようと思うのです。