仕事がデキる

有名になることには、さまざまなリスクやコストがかかります。

 

有名になることが即、収入につながる職業なら別ですが、自己顕示欲だけで有名になろうとするのはやめた方が賢明ではないでしょうか。

 

有名になろうとする時間があるなら、その分コツコツと実力を蓄える努力をしていく方が、余程いい人生になると思うのです。

 

自分が「好きなこと」や「やりたいこと」や「得意な分野」を、できるだけ早い時期に見つけることが、人生に勝利するための大事なポイントのような気がします。

 

とは言え、経済的な基盤が確立していないと「好きなこと」も「やりたいこと」も「得意なこと」もできないかもしれず、その時は仕事を「好きなこと」や「やりたいこと」や「得意なこと」にしてしまうのも、一つの手かもしれません。

 

仕事がデキるようになると、これほど面白いものは他にはないのではないでしょうか。

 

日本電産永守重信さんの本を読んでいたら、会社創業の初期の頃は、当然ながら優秀な学生は採用できませんでした。

 

永守重信さんの経験則から、早く会社に出て来て、早飯で、声が大きい社員が仕事ができることが多かったので、求人会場にやってきた順番に学生を採用したり、お弁当を出して「早食い」の順番に採用したり、大声を出させてデカい声の順番に採用したりしたそうです。

 

こうして採った社員にハズレはなく、みんなよく仕事ができたとのこと。

 

会社が大きくなり、偏差値の高い大学からも採用できるようになったのですが、仕事のレベルが期待値に届かないことが多くありました。

 

で、永守さんは大学づくりから始めようとチャレンジしたのです。

 

それが今の京都先端科学大学なのですが、名経営者が今後どんな大学を作っていくのかが実に楽しみです。