ホテルでの会食

今回の会食は男性ばかりの4名でした。
1人は、もしミシュランの評価が歯科にも付けられるとしたら「星」は確実だと思われる歯科医。
もう1人はネット販売の草分けで、日本でも3本の指に入る有名な旅ブロガー。
そして最後の1人は、20代の若いフランス語の先生(日本人)です。

職業も年齢もバラバラな4名ですが、本業を一生懸命頑張っているというのと、人の悪口や愚痴やネガティブなことを一切言わないという共通点がありました。
立場は違えど、一流の人たちと接すると勉強になるのです。

悪口や愚痴やネガティブなことを言う人が1人でもいると、心が乱されたり汚されたりすることが少なくなく、私はそんな会合からは出来るだけ離れるようにしています。
無理やりそういった集まりに行かなければならない立場の人もいるかもしれませんが、私自身はそんな束縛から自由自在であることに、とても感謝しています。

高校の同級生で、一度も就職することなく、自分で食品会社を創業し、堅実に会社を大きくし、今や極めて優秀な中堅企業になっているところがあります。
彼を見ていると、顧客との会食はともかくとして、他の会合には一切顔を出していないようです。

ユニクロ柳井正さんや、日本電産永守重信さんも夜のお付き合いは全然しないとのことです。
「人脈が大事だ」と、夜の会合や勉強会や異業種交流会に走り回る必要は、経営的に言えばあまりないのかもしれません。
いま私は自分がやるべきことがハッキリ分かっているので、そこに集中すべきであって「井の中の蛙」状態をそんなに恐れなくてもいいのかもしれません。

本業に懸命に取り組むのは当然として、私自身の「売り」である多読はますます磨いていこうと思っています。
優れた経営者と出会うと、ついつい劣等感を持ってしまうのです。

が、そんな優秀な経営者でも、私以上に本を読んでいる人はまずいません。
ならば経営力では負けていても、読書数で勝てばそれでいいことにしようと、変な割り切り方をすることにしました。

いろんなことに考えを思いめぐらすのですが、結局は3つの「やるべきこと」即ち「読書・語学・コインパーキング」だけに集中すべきだという結論に達するのです。