人生に勝利するためには、真面目に努力していくのは当然のことで、勤勉でない人が成功を収める可能性は限りなくゼロに近いはずです。
が、どうも勤勉だけではなく「妄想と勘違い」というのも極めて重要な要素であることが最近わかってきました。
夢というよりも、ほとんど妄想といってもいいようなものを、成功者は持っていることが多いのです。
暴走族ならぬ「妄想族」です。
今の努力の積み重ねの末に成功が待っているというよりも、「なりたい自分」を妄想し、その妄想先から今を眺めてみるのも悪くないのかもしれません。
「未来の一番いい自分を思い出そう!」と言った人がいるのですが、未来に夢は既に実現していると勘違いすればいいのです。
また、案外それは勘違いではないかもしれません。
今の自分が勘違いすると、潜在意識も「ああそうだった」と勘違いし、勝手に未来から成功した姿を引き出してくれるというわけです。
夢を過去形で言い切ってみるというのは、精神世界での重要なポイントでもあるのですが、夢が既に実現してしまっている自分をアッサリと受け入れる素直さも大事だと思うのです。
勘違いはウソではなく、実現してしまっていたらウソでも何でもありません。
パラレルワールドという考え方があり、最高にうまくいっている人生から最低の人生まで、いくつもの人生が同時並行して進んでいるというのです。
もしそうなら、遠慮なく最高の人生を選べばいいわけです。
自分の人生の脚本家は、まさに自分であって、自分の好きなように描けばいいだけだと思うのです。