神社に願いを祈る場合、経済的に豊かになりたければこの神社とか、健康になりたければこの神社とかいった特徴があります。
中には恋愛成就といった神社もあり、そういったところには若い女性がたくさん来ています。
要は神さまにも得意技があるということなのです。
これは日本の神さまに限らず、キリスト教だって、軍事のことならミカエルとか、医療のことはサリエルとか、通信はガブリエルとかいった役割があります。
私は神社参拝の折は、ほとんどが「神恩感謝」か「神々のご繁栄」をお祈りし、自分のことはお願いしません(日々幸福で悩みがないということもあるのですが)。
猿田彦(サルタヒコ)という神様がおられます。
この方は国津神で、いわば土着の神様ですが、三重方面で勢力を持っておられたようです。
天照大神(アマテラスおおみかみ)が、孫の瓊瓊杵尊(ニニギノのミコト)を地上に派遣した時に、道中でお迎えし、道案内をした神様です。
天狗のような顔や様相をしていたので、いぶかしく思ったニニギノは、ウズメノミコトに尋ねに行かせました。
ウズメノミコトは“ひょうきん”で踊りの上手な女性の神様です。
ウズメノミコトを祭った神社には、今でも芸能人がたくさんお参りしています。
余談ですが、のちにサルタヒコとウズメは結婚しています。
さて、そのときの功績により、サルタヒコは「道開き」の神様と呼ばれるようになりました。
人生や仕事などでの新しい展開を導いてくださるわけです。
猿田彦命をお祀りした神社には、猿田彦神社や椿大社(つばきおおやしろ)などが有名ですが、今回行った白鬚神社もその一つです。
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「白鬚神社」、びわ湖の畔にあります。
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こちらが猿田彦命のお社。
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厳島神社のように水面に鳥居が立っています。
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近くのお店で食事。 おいしかったです。