超・ラッキー

もし「神社を10倍楽しむ法」なんていうのがあると
すれば、参拝の折、御祈祷をお願いしたり、神社
に多少の寄付をしたりすることだと思います。

本当に全然違うのです。

貴船神社での御祈祷の際、神職が太鼓を打ち鳴ら
されたのですが、聞いていると龍が天に昇ってい
くイメージが湧き、ひょっとしたら貴船神社のご祭神
龍神様ではないかと推測しました。

椿大社(「つばき・おおやしろ」とお読みします)
の時の太鼓は、ご祭神の猿田彦命(サルタヒコの
ミコト)が「ドシン、ドシン」と歩かれておられるよう
な感じがしました。

伊勢神宮の真骨頂は早朝の御垣内参拝に尽きると
思います。

受付で多少のお金をお支払いすると、御垣内参拝
ができます。

ここでお支払いした金額は、半年以内に10倍にな
って帰って来る法則があるので、ケチらずに、で
きるだけドンとお支払いしたほうがいいように思
います。

伊勢神宮はそもそも天皇陛下しか参拝を許されな
かった別格の神社でもあります。

そんなところに行けること自体が奇跡のようなも
のです。

黒住教を創設した黒住宗忠でも、あれだけ天照大
神(アマテラスおおみかみ)への崇敬の気持ちが
ありながら、生涯4回か5回しか伊勢神宮に参拝に
行けていません。

江戸時代、岡山から伊勢までは交通機関の問題も
あり、そうそう何回も行けたものではなかったの
でしょう。

たとえ今の時代に生まれたとしても、そもそも神
縁がなければ行けないし、健康的にも、時間的に
も、経済的にも恵まれていなければ、毎月神宮参
拝に行けるなんてことはあり得ないわけです。

自分だけでなく、家族の誰かのカラダの具合が悪
ければ“やはり”行けないし、大災害でも行けま
せん。

つまり自分は「超・ラッキー」だということです。

この「超・ラッキー」のお返しは、自分をいつも
上機嫌にし、まわりの人たちをも快活にしていく
ことではないかと思っています。