「人は見た目が9割」というのは事実です。
これが海外に行った場合は「見た目が10割」になるというのも、私自身何度も経験しています。
私も長い間「男は中身が勝負で、外見などどちらでもいい」と思っていたクチですが、そう思っている間は、すべての面でウダツが上がらなかったように思います。
ヨーロッパの一流レストランなどで体験することですが、内装や調度品やスタッフだけでなく「客」もまた、上品な雰囲気を醸(かも)し出すそのお店の「絵」になるのです。
服装のセンスに自信がなければ、フィーを支払ってプロのスタイリストについてもらってトータルのコーディネート(買い物の手伝い)をしてもらうべきだと思います。
それに使った経費は、いわば一種の自分への投資であって、あとで何倍にもなってリターンされるのは間違いがありません。
プロのスタイリストにも実は相性があるのですが、どの人のアドバイスを受けるのが一番いいのかは自ずとわかってきます。
私も何度もコーディネートしてもらったのですが、段々と自分に似合う服や好みの服が見えてきました。
カジュアルな服はあまり似合わないということがわかり、今ではヒッキーフリーマンのジャケット一筋です。
イタリアの諺に「いい靴を選びなさい。いい靴はあなたを素敵な場所に連れて行ってくれる」というのがあるそうです。
オシャレは靴からで、どういう靴を履くかによって、どういう服を着るかが決まってきます。
私の場合は「とにかく歩きやすいフォーマルな靴」に落ち着いてきました。
いろいろと洋服でのオシャレを工夫してきたのですが、ついに究極の勝負服を見つけました。
それは羽織袴。
羽織袴だと、どこへ行っても圧勝するのです。