語学はオモロイ その1

語学を勉強していると、語学そのもの以外にも色んなことが分かって来て、とても面白いのです。

 

かつてローマがヨーロッパを支配し、ローマの軍人はじめ多くのローマ人が欧州各地に進出し、そこで定着しました。

 

ローマ人が話すラテン語と、その地の土着の言葉とが混ざって、のちのフランス語やイタリア語となっていきます。

 

ルーマニアという国がありますが、これは「ローマの」という意味らしく、やはり元の言語はラテン語なのです。

 

フランス語の先生(フランス人女性)に聞くと、イタリアの映画などを見ていても、何となく意味が分かるとのことでした。

 

ヨーロッパ人の中には数カ国語を話せる人が少なくないのですが、もともと同じラテン語から派生した言葉であれば、案外楽に修得できるのではないかと推測します。

 

少なくとも日本人が、言語系列の違う欧州語を学ぶよりはずっと簡単なはずです。

 

いま世界中の標準語となっている英語は、元はと言えば北ドイツの一方言でした。

 

従ってドイツ語と英語は文法を始め、かなり似ているところがあり、ドイツ語を学ぶ際は、英語的な発想をすれば結構うまくいくことが多いのです。

 

英語は、たまたまかつての世界覇者であったイギリスや、現在の覇者のアメリカが使っているため、グローバルな活動をしようとする時には必要不可欠な存在となりました。

 

フランス語やドイツ語は、名詞に「ややこしい」性別があったり、動詞や形容詞が「わけのわからん」変化をしたりするので、まことに往生します。

 

その点英語は合理的で「三人称・単数・現在形」の動詞の後には「s」をつける変化程度で、実に可愛いものです。