各言語によって、数字の読み方が違うのです。
例えばドイツ語で2桁の数字は、ヒト桁のほうから先に読みます。
仮に「58」であれば「8と50」といった感じで読むのです。
フランス語になると、もっと複雑怪奇で「80」は「4つの20」だし、「98」は「4つの20に10と8」と読みます(キャトルバン・ディズウイット)。
毎回、暗算をしながら数字を読み上げなければならないので、確かに頭の体操にはなります。
ビジネス数字には必ず3桁ごとに「 , 」(カンマ)がつき、例えば「98,000,000円」であれば、すぐに九千八百万円だとピンと来ます。
逆に数字を書くときカンマをつけない人は、ビジネスの素人であることがすぐにバレてしまいます。
欧米の言葉はビジネス数字と同じで、3桁ごとに区切って読む発想なので、ビジネスパーソンには分かりやすいと思います。
中国語の数字の読み方は日本語と同じです。
というか漢字とともに中国から取り入れたものだと思われます。
数字そのものも発音が似ていて、「イチ」は「イー」だし、「サン」は「サン」、「キュウ」は「チュウ」です。
日本古来の読み方というのがあって「ひとつ、ふたつ、みっつ…」というのは誰でも知っているのですが、さて11は?
答えは「とお あまり ひとつ」となります。
20は「はたち」。
27は「はたち あまり ななつ」。
30は「みそじ」、40は「よそじ」、50は「いそじ」、60は「むそじ」。
99は「ここのそぢ あまり ここのつ」で、100は「もも」となります。