渡部昇一先生の知的作業の一つの枠は6時間だったそうです。
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つまり6時間集中して(学問的)物事を追求していくわけです。
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この集中的6時間を取るために、雑用などしていてはならないわけです。
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理科系の学者の場合は実験などがあるので、基本的には大学(職場)へ行かざるを得ません。
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が、文科系の場合は自宅でもできるのです。
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そうすると奥さんに頼まれて“ついつい”ちょっとした家事をしがちなのです。
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本気で勉強しようと思ったら家事や雑用は、時間を奪う「敵」なのです。
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従って渡部昇一先生は「自分は一切家事をしない」と最初から決められていたようです。
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私もたまに妻が旅行などで家にいない時は、ビートの世話や家事で追いまくられ、知的生活どころか仕事すらまともにできない時があります。
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私は鍵山秀三郎先生の直弟子なので、掃除だけは徹底して行ってきました。
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会社も自宅もクルマの中も、当然ながらいつも片づいています。
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が、ちょっと本気で掃除しようと思ったら、3時間やそこらはアッサリと過ぎてしまいます。
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人の何倍も掃除に時間をかけて「ちょっとやり過ぎでは?」と自分でも思うのですが、だからこそ人の何倍も運がいいのかもしれず、その辺の線引きはちょっと悩むところでもあります。
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海上自衛官は「自分のことは自分でする」訓練を受けているので、掃除や整理整頓も上手で、アイロンかけなどお手のもの。
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私も真似してアイロンかけに挑戦したのですが、やればやるほどズボンの線がグチャグチャになり、結局クリーニングに出す羽目になってしまいました。
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わざわざアイロンかけの台を買ったのですが…。