通貨とキャッシュレス

仮想通貨は今のところ「胡散(うさん)臭い」といった印象があるのですが、これをGAFAがやり出すと、瞬(またた)く間に普及していくのではないでしょうか。

ただし通貨は各国の中央銀行の既得権なので、そうやすやすと使用を認めはしないはずです。

フェイスブックが「リブラ」という通貨発行の意思を示しただけで、各国政府から寄ってたかってボコボコにされました。

各国のメガバンクにとっても大変な脅威です。

私はアマゾンのヘビーユーザーなので、もしアマゾンから通貨が発行されたなら、心理的バリアなしでアッサリ使い出す気がしています。

同じようにグーグルやアップルが通貨を発行したなら、それぞれには膨大なユーザーやファンがついているので、あっという間に世界中で流通するのではないでしょうか。

少なくとも国をまたがった送金などは、極めて安いコスト(たぶん無料になるのでは)で簡単にできてしまえそうです。

「通貨」の本質は「信用」なので、GAFA自体の信用力は、そこらの「いい加減な」国よりもあるのではないかと思います。

遅れている業界やお店ほど、今なお現金が必要ですが(わが社のコインパーキングもキャッシュが必要です、すみません)、世の中がキャッシュレスの方向に向かっているのは間違いがありません。

私も東京へ出た時は、クレジットカードとイコカの2枚のカード(厳密に言うとホテルの部屋のカードを含めて3枚)をズボンのポケットに入れただけで、あとは手ぶらで外出しています。

私の場合スマホも持ち歩かないので、よりいっそう楽なのです。

イコカの場合「ピッ」という音だけで支払いができてしまえ、「キャッシュレス」は「ストレスレス」でもあります。

イコカの場合、2万円までしかチャージできないので、東京散歩の途中で駅に立ち寄り、こまめにチャージするのが、最近の習慣になってきました。