予兆に気がつく

いろんな投資案件があり、そのどれに投資したらいいのか、あるいは(どれにも)投資しない方がいいのかなど、実際のところ誰にも分からないわけです。

私は自分に縁のある投資かどうかを「自然な流れにそって進んでいるかどうか」で判断しています。

今までの経験則から、うまくいく案件は最初からトントン拍子でうまくいき、具合の悪い案件は最初から躓(つまづ)くことが多かったのです。

途中で変な流れだと気がついたら、勇気を持ってヤメることも極めて大事です。

「断る勇気」があるかないかで、あとの結末が大きく変わってしまいます。

「自分が精いっぱい頑張ってこそ成功するのだ」と思い込んでいた頃の私は、天が発信する予兆(あるいは警告)に気がつかず、そのまま突っ走っていくことが少なくありませんでした。

いいことでも悪いことでも、その予兆というのが必ずあるのです。

1989年をピークとするバブルで私は大やけどを負ったのですが、事前に予兆を感じて「これはおかしい」と手を引いた人が、私のまわりでも何人かいたのです。

調子に乗っていたり、欲で心を一杯にしていたりすると、せっかく天が教えてくれている前兆に気がつかないのです。

病気の前兆だって、ちょっと気をつけていれば簡単にわかります。

私は昔からそうなのですが、ムリした3日後に体調がガクッと悪くなるのです。

ムリしている最中や、次の日あたりではまだまだ元気なので、体に何のケアもせず、ひどいときは輪にかけて調子に乗っていました。

「1歩前進・5歩後退」では何にもならないのです。

最近は「好き嫌い」で判断することも多くなりました。

嫌いなものは、仕事でもモノでもヒトでも、断捨離するのが一番です。