ある投資の案件があるとします。
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できる限りの調査はするにしても、その投資をすべきなのか、あるいはパスすべきなのかは、正直なところ誰にも分からないことだと思うのです。
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いいと思って資金を投入しても、その後の好不況の波もあるし、そもそもの前提条件自体が時間の経過とともに崩れることだってあるわけです。
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まさしく「神のみぞ知る」世界。
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ならば神さまに聞いてみるのも一つの手ではないかと思うのです。
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神さまから直接のご返事はいただけないにしても、何らかの兆候というのがあるはずです。
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例えば私自身の経験則なのですが「遅刻する営業マンからモノを買ってはならない」というのがあります。
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遅刻する営業マンからモノを買って、今までロクなことがありませんでした(中には数百万円のものもありました)。
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「遅刻」という現象の中に「その案件を進めてはならない」という天からのメッセージが込められているのだと思うのです。
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私自身が遅刻するということはまずないのですが、わりと最近の話でこんなことがありました。
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ある東京の新築マンションの購入を検討していた際、内覧のため先方の営業担当者と現地で待ち合わせしていました。
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私のことだから30分前に現地に到着し、時間があるので周辺を探索することにしました。
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すると、あらぬことか道に迷って、肝心の約束の時間に間に合わなかったのです。
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「やめておきなさい」という天からのメッセージの中には、相手の遅刻だけでなく、自分の遅刻も入っていたとは思いもしませんでした。
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先方の営業担当の方には申し訳なかったのですが、そのマンションは購入しませんでした。
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天変地異にはその兆候が必ずあるし、バブル崩壊だって、今から思えばいくつもその兆候があったのです。
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心をクリアにし、そういった兆候を見逃さないようにしていきたいものです。