プロ経営者

老後に向けたサムマネーが蓄積できたとしても、隠居するなんて気持ちは全くなく、終生現役で頑張ろうと思っています。

さすがに勤労によって対価を得るといったことはやりにくく、常に頭は次の投資機会のことを考えています。

小マメにさまざまな所に足を運び、世の中を観察し、新しいトレンドや商品を見つけ、いろんな人の話を聞いて勉強したいと思っています。

が、一方、自分が一番心落ち着き満足するのは、家で本を読むことなのも事実です。

今までは必ず何らかの予定が手帳に入っていたのですが、最近は予定が白紙の日がポツポツと出てきました。

「週休5日」宣言の効果でもあります。

予定が空っぽの日の方が、かえって充実した時間を過ごせ、成果も上がることが最近分かってきました。

ここ5年ほどは、事業も会社も人脈も縮小に次ぐ縮小で来ました。

が、「手残りのキャッシュフロー」という観点では、今までで一番良いポジションにいるのではないかと感じます。

今まで大小の経営危機に見舞われたことがありますが、同じ縮小でも「うちの会社は一体どうなってしまうのだろう?」という経験者しか分からない苦悩や焦燥は、今はほとんどありません。

私の場合「会社は大きくしなければならない」という思い込みを捨てたところから、新しいステージに立つことができました。

会社を無暗(むやみ)に大きくするのと、良い会社や強い会社にするのとはまた別の話で、単に「膨張しているだけ」のところも多いのです。

最近は上場企業でも外部から「プロ経営者」を誘い入れ、業績を急回復させることが少なくありません。

私は自分の小さな会社のプロ経営者になろうと思うのです。