会社の次のステップへ

ついついスタッフに仕事を集中して任せてしまうことがあります。
潜在意識的に「自分の右腕」を作りたいという気持ちがあるのかもしれません。
が、そのもっと深層を覗くと「自分が楽をしたい」という気持ちがあるようにも思うのです。

今まで「自分が楽をしたい」がために打った手は“ことごとく”失敗してきた経験があります。
多分神さまの意にそぐわなかったのでしょう。
私自身がいつまでも働けるように「小さな会社」にしたのに、楽をすることばかり考えていてはダメなのです。

スタッフや家族など、自分が信頼している人たちであっても、程よい距離感を保つことが大切だと思うのです。
あまりにベッタリ近づきすぎると、お互いにシンドイのです。
「親しき仲にも礼儀あり」くらいの関係が一番いいのかもしれません。

リーダーは特に「孤高に耐える」といった気持ちを持たなければなりません。
孤高に耐えられないから、下の者につらく当たったり、責任転嫁をしたりするのです。
そうした姿は醜いのですが、その醜さに気づいていないのです。

今このブログを書いていて「スタッフ依存症」から脱却すべきことに気がつきました。
スタッフにあまりに期待し過ぎ、たまにその期待がちょっとハズレたりすると、何だか裏切られたような気持になるのは、経営者なら誰でも経験したことがあるのではないでしょうか。
やっぱり「程よい距離感」がいいのです。

子供だって自分の思い通りにはできません。
ましてや元々は赤の他人だった人を思い通りにしようと思うほうが間違っているのです。
それよりも会社の進むべき方向を示し、自分自身がその方向へシッカリと歩んでいくことの方が大事だと思うのです。

「経営計画書」の重要性はそこにあるのでしょう。
経営計画発表会は長い間やっていません。
経営縮小の計画だと発表しづらいという面もありました。

だがここに来て、縮まるだけ縮まった感もあります。
そろそろ将来へのイメージを言葉にしていかなければなりません。
むろん具体的な数字(目標)も付け加えていこうと思っています。