「会社は大きくしなければならない」という考え方は、私の場合「間違った思い込み」でした。
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人には、それぞれ「器」があるのです。
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「身の程を知る」というのは「可能性の限界」を意味するのではなく、最大限の繁栄と幸福をもたらすものであることがわかっていませんでした。
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起業者や経営者にとっては、事業規模の拡大や上場は一つのロマンでもあります。
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それらを目指してうまく行く人もいれば、行かない人もいるわけです。
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才能や努力の問題でもあるのですが、器の違いは個性の違いといった捉え方でいいのではないかと今は思っています。
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「ひとり士業」や「ひとり社長」で活躍している人もたくさんいます。
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それが悪いかと言えば、そんなことは決してなく、小さな本体で顧客に最高のサービスを提供できればそれでいいわけです。
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私の場合、ITにも弱く、雑用も上手くこなせないので「ひとり」というわけにはいかないのですが、自分の小さな会社を生涯持ち続けていければ、こんなに幸せなことはないと思っています。
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「やれ、人の採用だ」とか「やれ、社員教育だ」とか「やれ、社内コミュニケーションだ」とか言って、「人」関連のところに多大なエネルギーを費やす暇があったなら、1つでも2つでも収益物件を増やす方向に力を注ぐべきだったと反省しています。
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もし今後新しい事業をやるようなことがあれば「人手のかからないストックビジネス」しかないと思っています。
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小売業でも無人店舗が出現しつつあります。
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自動運転車だけのハイヤー会社だって出てくるに違いありません。
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そういった事業への進出は「あり」だと思っています。