ムリしない

コインパーキングの集金と清掃にスタッフと2人
で回っています。

お盆休みになるとスタッフも休みで、1人で回ら
なければなりません。

炎天下1人で作業するのは、肉体的にも精神的に
も大変で、まるで「修行僧」といった感じです。

1人で回るのだから、少し手を抜いてサッサと回
ればいいようなものなのですが、いつもより丁寧
(ていねい)にやったりするのですね、これが。
まあ、性格なので諦めておりますが…。

従って普段は2日で回るのですが、4日に分けて
作業をこなしました。
お盆休み中は他の仕事が入ってこないので、ここ
ろ焦ることなく、ゆったりと作業ができます。

ムリしないようにしているので、心も体も大丈夫
です。

スイミングクラブに入会し、最初は「ゼッタイに
週2回いくぞ!」などと意気込んでいたのですが、
一度過労でダウンしてからは、疲れていたり、ほ
かの仕事や用事が入ってきたりしたら、あっさり
とパスすることにしています。

今までの私なら、決めたことは必ずやり遂げると
いった方向だったのですが、そういったことに囚
われずに柔軟に対処できるようになったのは、あ
る種の進歩に違いありません。

長年のビジネスライフで、放っておいても勝手に
頑張る体質が身についているので、むしろ意図し
て体と心をリラックスさせていかなければ、どこ
かでポキッと折れてしまう可能性があります。

若い頃、体力や精神力に任せて、結構ムリを重ね
てきた人たち(だから実績のある人たちです)を
観察しても、晩年に体がガタガタになっている事
例が少なくないのです。

手塚治虫という偉大な漫画家(というか、マンガ
の神様のような存在)だって、売れすぎて若い頃
からずっと3時間睡眠をこなしていたのですが、
60歳で亡くなってしまいました。

生きていれば、もう15年間は素晴らしい作品を出
し続けていたに違いありません。

一流のスポーツマンだって、意外に早死にの人が
多いのです。
体への負担が半端でないからでしょう。

ふつう座右の銘はカッコいいのが多いのですが、
私のそれは「ムリしない」。
なにせ95歳までバリバリの現役で働くわけですか
ら、途中であまり力(リキ)みすぎると、あとが
続かなくなるのです。