不動産業におけるストックビジネス

繰り返しサービスや商品を提供するのが「ストック
ビジネス」の特徴です。

ストックビジネスは、月が替わればまたゼロから
スタートするのではなく、既存の売上は維持した
まま、そこに新しい売上をプラスしていけるのです。

従ってストックビジネスは経営が安定するし、
経営の計画も立てやすいわけです。

不動産業で言えば、管理業はストックビジネス
すが、売買仲介業はそうではありません。

毎年、経営計画書を作っていたのですが、正直な
ところ売買仲介の予想売上げ数字は根拠があるも
のではなく、言葉は悪いですが「当てずっぽう」
といった感がありました。

収益物件を自ら所有する「賃貸オーナー業」は
ストックビジネスです。
同じストックビジネスでも「賃貸管理業」は
人手が必要ですが、「賃貸オーナー業」は1人で
でもやっていくことが可能です。

ストックビジネスは、その事業自体を売却できる
という特徴も持っています。

コインパーキングもストックビジネスの一つです。
20数年前にコインパーキングと出会い、ぽつぽつ
と始め出したのが、今ではメインの事業にまで育
ちました。

毎月、売上がゼロからスタートするのではなく、
確実に売上が読めます。
仮に新しいコインパーキングが増えたとしたら、
それがそのまま売上増となるわけです。

コインパーキング会社の多くは、地主から土地を
借りて運営しています。

規模を大きくするためには営業担当が必要です。
また、地主の都合(土地売却や建物建設など)に
よるコインパーキングの廃止というリスクもあり
ます。

当社のように土地から購入してコインパーキングを
運営する場合は、営業担当は不要ですが、なかなか
規模は大きくなりません。

また土地に建物を建てないので、固定資産税の
減免処置もなく、減価償却も小さいので、収入の
割には納税額が多くなる傾向があります。

次へのステップをどうするかを、朝から晩まで毎日
考えているのであります。