思案のしどころ

コインパーキングをコアにした今の当社の収益構造は、
それなりにバランスが取れているように思っています。

が、現状に満足せずに(というか世の中が変化していくので)
次の一手」を探し続けています。

コインパーキングはストックビジネスだし、
ビジネスモデル的にもシンプルで、収益も安定しているので、
零細企業の当社にとってはピッタリの業務だと思っています。

自社の土地で展開しているので、仮に土地を売却する必要に
迫られた時は、比較的早く換金化できます。

少なくともコインパーキングが運営できる立地なので
「どうしようもない」土地は皆無です。

しかしながらコインパーキングならではのデメリットもあり、
建物を建てないので固定資産税の減免がなく、
毎年少なからざる固定資産税を支払っています。

また建物部分の減価償却がないので、
やはり納税額が多くなってしまうのです。

その対策として、例えば築後22年以上経った木造住宅を
購入すれば、建物部分をその後4年間で償却できます。

そうすると節税には寄与するのですが、今度は購入資金を
どう捻出するかという問題が出てきます。

株を売って資金を捻出するという手もあるのですが、
いま保有している銘柄及び簿価が極めてバランスが
取れているので、逆に動きが取れないのです。

不動産の入れ替えという手もあるし、収益性の低い
コインパーキングをやめて賃貸戸建てにするという手も
あります。
品薄の「良質な賃貸戸建て」を世の中に供給するという
大義名分もあり、ここが思案のしどころでもあります。