捨てるということ その2

「こうなりたい」という理想の自分があるはずです。

その理想の自分にいつでも向かっていくことができ

るはずなのに、イマイチ前へ進まないことがありま

す。

その原因は“うじうじ”といつまでも過去の自分を

「大事に」持っているからではないでしょうか。

やっぱり過去を捨てないと、新しい自分には向かっ

ていかないのです。

過去の失敗は、反省するところはするとして、あと

は心の中から手放してしまっても何の支障もないと

思うのです。

今まで過去の失敗で占められていた心のスペースを

スッキリ片づけてしまうと、新しいポジティブな気

持ちをそこに置くことができます。

この際、過去の失敗だけでなく、過去の成功体験だ

って捨ててしまいたいものです。

時代は変化しているのに、いつまでも過去の成功体

験が通用するとは限らないからです。

心の中の「老害」を排除しなければ、新しい自分に

なりようがないのです。

一度過去の自分を捨て去ったうえで、あとは理想の

自分を演じていけばいいのです。

演じているうちに、いつの間にかそれが本当の自分

のようになっていくに違いありません。

あたかもそうなった如く振舞っていると、潜在意識

が勘違いして、現実の方を変えてしまうことが本当

にあるのです。

私は既に300億円の資産があるように思いこむことに

しました(完全に妄想です)。

資産が3億円でも300億円でも、日常生活はほとんど

変わらないはずです。

ならば勝手に思い込んだって、何の問題もないわけ

です。

資産300億円ではなく、3,000億円に妄想しても、別

に構わないのですが、私には資産3,000億円のイメー

ジが湧かず、ピンと来ないのです。

だから300億円が私の妄想の限界でもあるのですが、

だから逆に、案外現実化できる妄想ではないかとい

う気がしないわけでもありません。