過程を存分に楽しむ

「ムリをしない」は私の座右の銘でもあります。

 

若い頃は「今日できることは今日中に行い、できれば明日のことすらやってしまう」ガムシャラさが「売り」でもありました。

 

が、そういったモーレツな風潮は、時代的にも、年齢的にも、過ぎ去った感があります。

 

今は「今日できなかったら、明日に回そう。明日も出来なかったら、寿命を延ばそう」といった考え方です。

 

私は95歳まで「現役寿命」を(勝手に)伸ばしてから、気持ち的に非常にユトリが出てきました。

 

ムリしてミスしたり、病気になってしまったりしては本末転倒。

 

余計に時間がかかるし、苦しいし楽しくないし、全然意味ありません。

 

先日、自分の理想の運動量や勉強量を“しばらく”こなしていたら、突如体調が崩れ、過労と風邪の症状が出ました。

 

少しずつ疲労が蓄積していたのでしょう。

 

理想が高すぎたのかもしれないし、カラダが発する信号を無視していたのかもしれません。

 

「ああ、しんど」と感じたら、根性で乗り切ろうとするではなく、達成を諦め、休んでしまう勇気も必要な年齢になってきたということなのでしょう。

 

せっかく週休5日制にしていたのに、根が「小心・勤勉」なので、ついつい働き、いつの間にか元に戻ってしまっています。

 

一応資産〇〇億円などという目標もあるのですが、仮に今すべてを一気に手にしたら、ハッキリ言って“ちっとも”面白くないのです。

 

一つ一つ資産を増やしていくのが面白いわけで、過程を存分に楽しんでいこうと思っています。