捨てるということ その1

「強いものが生き残るのではない。変化するものが

生き残る」とは進化論のエッセンスですが、自分自

身が進化(もしくは変化)するに合わせて、余計な

モノを捨てていかなければいけないと思うのです。

物理的にモノを捨てるだけでも、空間的にも気持ち

的にも随分スッキリします。

モノを捨てるということは、執着を捨てるというこ

とでもあります。

過去に引っ張られていては未来は開けないのです。

オフィスは日頃から小まめに掃除しているし、片付

けもできているのですが、長期休み(年3回ありま

す)の前に大掃除をします。

普段あまり掃除できない場所をキレイにし、そして

思い切ってモノを捨てていきます。

年に3度も余計なモノを捨てていると、さすがにス

ッキリした空間になっていきます。

オフィスとは別の場所に倉庫を持っているのですが、

いるものといらぬものを選別し、何度も「モノ捨て」

を繰り返していると、次第に倉庫が必要なくなって

いくぐらいに片付いていきます。

普段使うものはすべてオフィスに置けるようになり、

いちいち倉庫に取りに行く必要がなくなりました。

倉庫に置いている書類でも、いったい誰が何のため

に保管しているのか分からないものも少なくないの

です。

あるいは会社にとって何の必要性もないのに、社員

の拘(こだわ)りだけで捨てずに置いているものも

あるのです。

捨てる作業は、トップが先頭に立ってやらなければ

いけないし、またその価値のある仕事だと思うので

す。