「捨てると浮かぶ」 会社篇

「1日1捨て」というのを標語に、家の中の要らぬモノをドンドン捨てていきました。
年末年始の休みの間中、1週間ほど毎日捨てるものを見つけては、せっせと捨てていったのです。
そうするとどういうことが起こったかというと、自分の周辺から捨てるモノがなくなってしまったのです。

むろん家族のモノで邪魔なものは、まだたくさん残っています。
だがそれを捨てるとケンカになるので自重しております。
しかし少なくとも自分のものは捨て去ったおかげで、相当スッキリとしました。

せっかく「1日1捨て」を提唱しているのに、1週間ほどで「ネタ切れ」になるのは面白くないと思っていたのですが、会社に行くと捨てるモノがまだまだありそうなのでホッとしました(笑)。
私の会社での滞在時間は短いので、捨てることばかりに時間を取られるわけにはいかず、「1日1捨て」が2週間ぐらいは続けられそうで楽しみです。

年末大掃除の時に、掃除だけで終わるのかと思っていたら、スタッフの総意で何と机1台と小キャビネットまで、捨ててしまったのです。
「捨てる」精神がスタッフにまでシッカリと浸透したことを知り、とてもうれしく思っています。
結果、会社の中に思わぬ余裕スペースが出現したのにも、ちょっとビックリです。

机が1台なくなったことをキッカケとして、席替えをすることにしました。
1つのチームで机を向い合せると、顔を上げれば伝達できるので、コミュニケーションがより良くなりそうです。
ミーティングだってその場でサッとできてしまえます。

そのチームで力を合わせ、今から「ある既存事業」を捨てていかなければならないのです。
限られた経営資源をもっと儲かる事業に移行させていかなければ、当社の明日はないのです。
「明日」というのは「1年後」という意味です。

即ち、いま本気で「選択と集中」をしなければ、1年後に会社が存続している保証はないということです。
決して2年後ではないのです。
私自身が今までスタッフに依存し過ぎていたことを反省しています。
もっとトップである私が先頭を切って走っていこうと思うのです。