健全な「錯覚」

自己啓発の本を読めば読むほど、自分が成長し、「なりたい自分」に近づき、「やりたいこと」が実現していることに気がつきました。

 

同じように健康本(健康のことを書いた本)を読めば読むほど、健康になっているのです。

 

ただし、それぞれ1冊や2冊では効果がなく、100冊を超えたあたりから何となくわかって来て、300冊くらい読んで振り返ったとき、明らかに自分が変身していることに驚くはずです。

 

500冊ならほぼ完璧。

 

自己啓発の本を読み続けて1億円ゲットする」なんて状況は、そう不思議でもなく、難しいことでもないような気がします(またそんな「錯覚」が大事なのだということも分かってきました)。

 

仮に本代が1冊2千円だとすると、500冊だと百万円。

 

百万円の支出で1億円がゲットできるとしたら、これほど効率のいい投資はないはずです。

 

普通であれば「そんな妄想のようなことを思い浮かべても意味がない」と考えるのでしょうが、心のバリアを打ち破ると、その妄想が現実化してくるようです。

 

ある人が、年収1億円の人と会うことになり、「どんな人なんだろう?」と期待していたら、現れたのは「どうってことのない」普通の人だったので面食らったそうです(ちなみに吉本新喜劇の「池野めだか」さんに似ていたとのこと)。

 

その「池野めだか」さんが言うには「自分は1億円稼げるという『錯覚』がとても大事」なのだそうです。

 

才能もあり、人一倍努力をする人が、そのうえ「錯覚力」(潜在意識)を活用するなら鬼に金棒だと思うのです。

 

潜在意識の活用を書いた本を何冊も出した、大島淳一という著者がいるのですが、これが実は渡部昇一先生だったことをあとで知りました。

 

実力のある「知識人」と、錯覚を武器にする「妄想族」とが全然矛盾していないのです。