若い頃から思い込んでいた身長が、年いってから測りなおしたところ、3cm〜5cm低かったということがよくあるようです(実際に低くなっているのです)。
本を読んでいると、3,4人そういったことを書いている人がいました。
そして共通しているのが、みんな「すごいショックだった」ということ。
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他人事だと思っていたことが、自分の身にも降りかかり、やはりショックを受けました。
健康診断に行ったのです。
最初に身長を測ったのですが、見事に3センチも低くなっていました。
「年々、年齢を重ねていく今後は、こういった不都合な事実を受け入れながら生きていくしかない」と諦観しました。
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おまけに肺機能を調べる検査では「年齢95歳」という最悪レベルを記録しました。
ヘビースモーカーの中には、時たまそういった人がいるそうですが、生れ落ちて1本のタバコも吸ったことがない人間(私のこと)が、そのような数値を出すのは異常とのこと。
しかもコレステロールも高い数値が出るという、散々な目に合った検査でありました。
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私自身は毎日がとても楽しく、このままずっと長生きしたいと思っているのですが「年を取ると具合の悪いことがいっぱい出てくる」というリスクがあることを忘れていました。
が、不都合なことにイチイチ囚(とら)われていては時間がもったいないのです。
メゲている暇があるなら、やるべき仕事や使命を淡々とやっていくべきなのです。
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「この世は仮の姿、あの世こそ本当の世界」ということも知っています。
神道に帰依しているので、基本的には神さまが決められた運命に従おうとも思っています。
「ご苦労様でした。余命はあと3ヶ月です」と言われたところで、多分あまり動揺はしないと感じています。
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私は今64歳ですが、歴史上出てくる偉人や、あるいはとても天国には帰っていないと思われる歴史上の有名人のほとんどが、今の私の年齢よりも早く亡くなっています。
言ってみれば、あとの人生はオマケのようなものなのです。
オマケにどうのこうのと注文つけることもないのです。
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健康診断はキライなのですが、今回はパートナーが「やいのやいの」というものだから、仕方なくお付き合いしました。
あまり強制されると家出するかもしれません(笑)。
私自身はこれからも、自分のことや俗事に煩わされず、飄々(ひょうひょう)と生きていこうと思っております。