「イルサルト」という、経営者専門のスーツの仕立屋さんがあります。
はじめての顧客に対し、単に寸法を測ってスーツを作るのではなく、最初に2時間ほど顧客の話を聞き、その顧客のコンセプトを打ち出して、そのコンセプトに従ってスーツを仕立てていくというわけです。
経営者の生きざま(コンセプト)を服で表現し、その人の良さが服を通して出てくることにより、会社の顔やブランドが視覚的に伝わるようにしようとするものです。
今の自分が似合う服や、好きな服をつくるのではなく、理想の自分に似合う服をつくり、その服がその人を「理想とする未来の自分」に近づけるというわけです。
いわば「経営理念を身に纏(まと)う」わけで、イルサルトさんはそのお手伝いをするポジション。
私もコンセプトを打ち出してもらいたくて、イルサルトさんを訪問しました。
で、出てきたコンセプトが「95歳までバリバリの現役で進化し続ける旅人投資家」。
そして社会的価値(使命)は「年齢を重ねることを恐れるのではなく、人生100年時代の希望に変える」モデルになることです。
これなら嘘っぽさはなく、その方向に思いっきり安心して進んで行くことができます。
「95歳までバリバリの現役」や「旅人投資家」というコンセプトは以前から自分でも唱えていたのですが、そこに「進化し続ける」という言葉が入りました。
圧倒的なインプットとアウトプットの「継続力」や、常に高みを目指し続ける「向上心」も合わせて求められました。
が、これは元より得意な分野。
モチベーションのギアがまた一段と上がりました。
当然ながら、あとから服が仕立て上げられてくるのですが、これはもうオマケのようなものです。