ファッションのお話

G7の首脳たちの写真があります。
女性は2人いて、1人はドイツのメルケルさん。
もう1人は初参加となるイギリスのメイさんです。
男性陣はスーツ姿なので問題はないのですが、この2人の女性の服装が好対照でした。
「好対照」というより「好・悪対照」といった感じがしました。

メイ首相は服装のセンスがいいことで有名なのだそうです。
(ちなみに、政治的な好き嫌いは別として、小池百合子さんもファッションセンスは抜群だと思います)。
それに比べてメルケル首相は、世界が注目するG7なのに、そこらのスーパーに買い物に行くような恰好でした。

「見た目と政治的な実力とは関係がない」と言ってしまえばそれまでなのですが、やはりリーダーはオシャレであるべきだと思うのです。
これも悪意なしで言うのですが、韓国の前大統領だった朴槿恵(パククネ)さんの服装のセンスもイマイチでした。
年齢の割には顔もきれいで体型もスマートなのだから、ファッションセンスを磨けばグンとイメージもアップするだろうにと思って見ていました。

私も還暦近くになってからファッションに目覚めました。
それまでは「人は見た目が9割(海外だと10割)」だという法則を理解していなかったのです。
ユニクロができてから、日本の男性にもカジュアルウェアが普及してきました。
私の年代より上の人たちは高度経済成長時代の働く戦士だった人が多いので、休日には何を着たらいいのかがよく分からなかったのです。
またそもそもカジュアルウェアを売っている店自体がなかったように思います。

当時はスーツとゴルフウェアとジャージしかない時代でした。
極端な話だとゴルフをしない人は、仕事着とパジャマしかないというケースもあったのではないでしょうか。
私自身も仕事ばっかりしていたので「スーツとパジャマのみ」の部類に入っていました。

最近は自分が似合う服装というのも分かってきました。
要は「崩したオシャレ」というのが全然ダメで「きちっと感」がないと似合わないのです。
従ってジャケット着用が私のオシャレの基本で、海外でもそれは変わりません。
「ヒッキー・フリーマン」というブランドが一番ピッタリくることも分かり、多分一生それで通すと思います。