次の一手

「足元の明るいうちに『次の一手を』」というのが今の経営課題です。
頭の中で考えていても、同じ考えがグルグルと回っているだけで、新しい発想がなかなか生まれてきません。
そこで、とにかく考えつくことをすべて書いてみることにしました。

書いているうちに頭が整理されてくるし、新しいアイデアが生まれることもあります。
またいくつかの選択肢を考え出すことができます。
そうすれば、あとはどの選択肢が自社に一番ふさわしいのかを判断すればいいだけです。

土曜・日曜は会社が休みなのですが、自宅の書斎にこもって一生懸命考えていました。
体を使う仕事も疲れますが、頭を使い過ぎるとドッと疲れ、ヘトヘトになります。
一度トコトン疲れると修復はムリで、私の場合は一度睡眠を取らないと回復しません。

とは言え「次の一手」を考える作業は楽しいのです。
経営環境が激変するのが見えているので、何らかの結論を出さなければなりません。
いろんな案が出てきても、肝心の私自身のモチベーションが上がるものでなければ、その案は却下せざるを得ないのです。
要は「ワクワク感」がないものをやっても継続しないし、また成功しないと思うのです。

いくつかの案に絞り、それぞれを遂行するにはどうしたらいいのかをシミュレーションします。
それには自分の生活から考えていかねばならず、案によってはガラッと生活を変えてしまわなければならないものもあります。
しかしながらムリをしても続かないのは目に見えています。
24時間しかない所に27時間の計画を入れてもダメなのです。

考えをワードにどんどん打ち込んでいくのですが、書いているうちに分かってくることがあります。
例えば、人生の後半戦は「投資家」路線を歩むべきで、決して「事業家」や「経営者」を目指して頑張るべきではないのです。
私の力量や年齢や事業環境から考えて投資家が一番ふさわしいと思えるのです。

次の一手」が何になるかはまだ分かりませんが、ある程度の特徴はイメージできます。
それは「非・労働集約型」で、少人数もしくは1人でできてしまえるものがいいわけです。
「累積経営」であり、そのほとんどを「アウトソーシング」できるものであり、「借入ゼロ」を維持できるものでありたいわけです。
何よりも、自分自身がピンとくるものでなければならないのは言うまでもありません。