「次の一手」模索中

会社のスタッフもこのブログを読んでおり、「社長が何を考えているか」や「会社の方向がよく分かっていい」と言ってもらったことがあります。

それだけでもブログの効用があったというものです。

私は28歳の時に(ひょんなことで)不動産会社をつくり、38年間経営してきました。

「会社の寿命は30年」と言われますが、もし後継者がいないならば、1人の力では30年が限界だという気もします。

ここ数年、事業を出来る限りシンプルにし、同時に固定経費も減らし、財務内容も整えました。

事業には「世の中を良くしていく」といったような大義が必要です。

が、それを除くと、要はいかに手残りのキャッシュを増やすかが最も大事なことではないかと思うのです。

売上でもなく、利益でもなく、まさにキャッシュなのです。

リーマンショックの時に「作るな、売るな」の徹底と、経費削減で、税金の戻りも含め、むしろキャッシュ・リッチにした製造業の会社があります。

優れた経営者は逆境でも会社の財務体質を強くすることを学びました。

「足元の明るいうちに次の一手を」というのが当社の課題なのですが、そう簡単に「次の一手」が見つかるものでもありません。

30代なら失敗は許されますが、60代では致命傷になります。

次の一手」は今まで自分がやってきたことの延長線上にあると思っています(私は経営の天才ではないので)。

「売ったら終わり」の商売ではなく、繰り返しサービスや商品を提供していくストックビジネスのみに絞りたいと思っています。

それも人手がかからないストックビジネスです。

仮に民泊をやるにしても、当社の立ち位置は「建物オーナー」ということになると思います。

集客や運営は当社では難しく、当然アウトソーシングです。