常に実務のことを考えながら読んでいるので、本を読んでいる脳とは別に、これを「我が社」にどう応用しようかと、別の脳の部分がグルグルと考えを巡らし始めるのです。
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ある意味、最高の知的ゲームの一つかもしれないと感じています。
営業は「腕力」が必要ですが、会社のバックグラウンドを支える経理や財務部門は、間違いなく「知恵」が求められると思うのです。
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会社を大きくして上場にまで持っていくことは、目的としても明確だし、一種のロマンでもあります。
が、「会社を大きくしない」という選択肢もあるのではないかと、最近思うようになりました。
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『会社は1人で経営しなさい』という本を読み「なるほど」と納得しました。
社員が3名だけのコインパーキング運営会社が、社員100名の会社に負けない利益を上げている例もあることを知りました。
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また、ある経営コンサルタントはスタッフが4名いるのですが、すべて各スタッフの自宅で仕事をしてもらっているのだそうです。
うち、2人ぐらいとは年に1度会う程度なのだそうです。
「そんなやり方もアリなんだ!」と、その話を聞いた時はビックリしました。
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当社も小さな会社になり、何よりも私自身の頭の中がスッキリしました。
もう「人」の問題で悩むこともなくなりました。
小さな会社は経理も簡単なのです。
従って資金繰りの問題で悩むこともゼロとなりました。
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小さな会社なので多くのモノもいりません。
不要なモノや書類は、これから躊躇(ちゅうちょ)なく捨てていく予定です。
会社を構成する要因は「ヒト・モノ・カネ」だと言われますが、そのいずれの問題からも解放されました。
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中小・零細企業の社長が、人事にも資金繰りにも悩まないのであれば、時間の半分は空いてくるのではないかと思います。
よって私は、その空いた時間を使って経理や財務を勉強しようとしているのです。
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そしてそれが実に面白いわけで、これほどワクワクしながら仕事や勉強をするのが申し訳ないぐらいであります。