原油の価格が安くなり、原油産出国が苦しんでいます。
あのサウジアラビアでさえ国の単年度会計が赤字になったとのこと。
王族の贅沢を始め、国民も厚い福祉や補助金に慣れてしまっているから、今さら緊縮財政は身につかないのでしょう。
このまま行けば、あと5年で累積赤字になると言います。
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いっとき、極端に株価が世界的に下がった時期がありましたが、それはサウジアラビアが株を売りに回ったからと記事で読みました。
これからもさらに売りに回る可能性があります。
従って株価がなかなか安定しなかったり、上昇しなかったりする可能性があり、個人投資家は腹をくくっておかねばならないでしょう。
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ロシアは豊かな資源国であり、ソ連邦の時も原油や天然ガスの売却代金で「一大帝国」を維持してきました。
その構図は今も全く変わりません。
ロシアが生産する商品で唯一世界に通用するのが原油などの資源。
工業製品などは一つとして世界に通用するものはありません。
従って原油価格が大幅に値下がりすると、ロシアの経済自体が持たなくなるのです。
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中国経済はもうガタガタだと(少なくとも日本から見ると)分かるのに、ドイツ企業の中国での設備投資の勢いが止まりません。
またイギリスも何を血迷ったか「英中同盟」でもしそうな勢いです。
やはりヨーロッパと中国とはそれだけ距離的に遠く、実情把握に時間がかかるのでしょう。
中国への投資に対して、慎重な(というより撤退傾向の)日本と、積極的な欧州国との違いは、ただ単にその「距離の差」にあったのかもしれません。
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私は親独派だと自分でも思っているし、旅先としてのヨーロッパは大好きなのですが、欧州全体の「たそがれ感」は否定しようがありません。
またシリアや北アフリカからの難民流入で、ここしばらく欧州は飛躍しにくい状況です。
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それに比べてアメリカや日本の経済は好調です。
日本企業だって過去最高益を出しているところがいっぱいあるし、むしろ忙しすぎて人手不足の状態になってきました。
だから上海株式市場に引きずられて、日本の株価まで値下がりするのは納得がいきません。
が、日本の株式市場の取引数は「外人」が7割ほども占めていると聞き、さもありなんと思いました。
「外人」から見れば中国市場も日本市場もあまり区別がつかず、同じように見えるのかもしれません。