なりたい自分になる方法

どうも人生成功のコツは「見かけ」であり「思い込み」であり「錯覚」であるような気がしてきました。
私も血液型A型の人間なので、几帳面で生真面目でコツコツと働くタイプなのですが、どうもそれだけでは“とてつもない”成功は難しいような気がするのです。

まずは自分がどんな人間になりたいかを決めなければなりません。
目標が決まれば、顕在意識も潜在意識もそれに向かって動きやすいのです。
その目標も常識あるものではなく、とんでもないものであっていいと思うのです。
でも心の制約があるものだから、その目標自体も無難なものになりがちなのです。

会社経営というのは本当に難しいものです。
人を2人以上使っている人で「自分は人事管理の天才だ」と思っている人に出会いたいものです(多分そんな人はいないはずです)。
また商品開発自体も大変難しいもので、芸能界と一緒で、一発は当ててもそれが長続きしないのです。

私が昔から知っている不動産業界の人で、上場した人が5,6人いますが、全員に共通していることが「そろいもそろってムチャクチャ仕事ができる」です。
が、上場したからといって倒産の危機は、上場前と同じぐらいの確率であるのです。
上場した知人の会社の半分以上が、今は累積赤字です。
中には「継続疑義」がついている会社すらあるのです。

わが師鍵山秀三郎先生は、自転車による行商から、一部上場会社にまでされた方ですが、「できれば上場などしない方がいい」とご本人から直接お聞きしたことがあります。
当社の場合は、そのアドバイスを守って上場しないのではなく、単に実力がないだけなのですが、上場会社よりも利益を出したいという気持ちが最近は強くなってきました。

「自分がなりたい人間に相応(ふさわ)しい服装をすれば、その服装が勝手にそんな人物に自分を仕立ててくれる」ということを鴫原ひろ子さんのご本から学びました。
例えばあるセミナーの講師は、服装を変えただけで講演料が倍になったのだそうです。

私も「自分は何になりたいのか?」を真剣に考えました。
で、出た答が「富裕層の個人投資家」なのです。
経営者や事業家とは違い、個人投資家はネクタイをしません。

が、「富裕層」なのでジーンズでは具合が悪いのです。
従ってノーネクタイですが、仕立てのいいブレザーを着るというファッションになります。
「ここ一番」の勝負どころでは羽織袴を着用します。