世の中の今後の動き

世の中がどういう方向に向かっているかを知ることは“とても”大事なことだと思うのです。
早い話が商売でも、その方向に自社の事業や態勢を向けていけば繁盛間違いありません。
将来のことを予測しないで、今の仕事ばかりに努力していても、発展性はあまりないように思うのです。

ある上場企業の創業者が「ずっと3年後のことを考えている」と述べていましたが、そういった会社は伸びると思うのです。
「市場に合わせて自社を変化させる」というのは生き残るための必須事項でもあります。
ならば市場の動きを察知し、それに合わせて先に先に手を打っておくというのは極めて有効な方法でもあります。

株価が年初から6日間連続で下がりました。
株価の底が見えないので、ちょっと手が出しにくい状態です。
しかしながら株価が下がったために、配当利回りが4%や5%を超える銘柄が続出しています。
中には6%を超えるものまで出てきました。

企業の業績が悪いから株価が下がっているわけではないのです。
その証拠に過去最高益を出す会社が多くみられます。
原油価格が下がったから株価が下がるというのも不思議な話で、原油価格下落は資源のない日本経済にとっては大いにプラスのはずです。

中国経済バブル崩壊中です。
中国の場合は経済の崩壊だけでなく、それが国の体制自体の崩壊につながる可能性があります。
「国が潰れるなんてそんなバカな」と思う人もいるかもしれませんが、現にソビエト連邦は崩壊してしまったではありませんか。

中国に入れ込み過ぎている日本企業はちょっとマズイかもしれません。
というより“いざ”となった時、日本人社員を無事に帰国させる手段を今から考えておかなければなりません。
事態は今年中に急激に変化するはずです。

中国の企業や個人による、資本を海外に逃避させる動きが活発化しているようです。
むろん日本に対してもそのような動きがあり、日本の不動産や国債が「爆買い」されているようです。
円が爆買いされると円高になります。
また国債が買われると利回りが下がります。
今その現象の両方ともが現れています。