読書の話

本を沢山読むコツには「興味を持つ分野を増やす」というのもあります。
今まで本など読んだことがなかった人が、本を読もうと思いたち図書館へ行きました。
が、最初は一体何を読んだらいいのかさえ分からなかったそうです。

その人は会社を立ち上げて経営していたのですが、仕事がうまく回らず、半ばヤケになって図書館に「逃避」したのです。
やがてビジネス書をポツリポツリと読み出すようになり、そこには今まで自分が失敗したことが全部書いてあったそうです。
「なんだ最初から本を読んでいれば、あんなにムダな時間を費やすことはなかったのに」というのがその人の反省であり、この話のオチです。

その人の場合はたまたまビジネス書という取っ掛かりがあったので、読む本が見つかったのですが、読書の初心者には何から手始めに読み出したらいいのか分からないことが多いかもしれません。
早い話が私が英語圏の図書館に入ったら、何を手に取ったらいいのか相当戸惑うはずです(英語以外の外国語の本はそもそも読めないので論外です)。

日本語なら「この著者の本なら全部買う」というのがあるし、ほかにも興味がある分野がいっぱいあります。
どんなことに興味があるかというと「経営」、「経済」、「歴史」、「地理」、「軍事」、「自己啓発」、「宗教」、「健康」、「語学」、「ファッション」、「不動産」、「株式投資」などです。
興味がある分野が増えれば増えるほど、本を読む楽しみが増えるし、人生が豊かになっていきます。

どういう本の購入の仕方をするかというと、大型書店へ行く暇を見つけられない時は、新聞広告を見てアマゾンで注文します。
あるいはアマゾンの「新刊」の欄を時々チェックして注文します。
たまに大型書店に行った時は2万円分ぐらいの本を買ったりもします。
正直なところ、今のところ読んでしまう本よりも購入する本の方が多く、未読の本がどんどんたまっていっております。

書斎の本棚は「未読」の本で溢(あふ)れかえっているのですが、「既読」の本はまずは会社の本棚へ持って行き、その後自宅の地下書庫に収納します。
地下書庫は、計算上は「一生、本を置く場所に困らない」はずだったのですが、本を読むスピードが上がったこともあり、ちょっと置けるスペースが心細くなってきております。