「毎日お風呂、一生読書」

インターネットで本をホイホイ買うのですが、読める能力以上に買うものだから、どうしても「つんどく」分が出てきます。
本にも「旬」がどうもあるようで、書いてある内容が古くなるということもあるのですが、こちらの関心が薄れてしまい、せっかく買っても読まないという現象が起こります。

また字が細かい本は読む気にならず「それならば買わなければいいではないか」ということなのですが、ネットで注文する場合、字の大きさまではさすがに分からないのです。
「デッドストック」(不良在庫)というのは商売にあるだけでなく、個人の趣味の分野でも存在するようです。

デッドストックを直訳すれば「死の在庫」ということですが、デッドストックを処分せずに置いておくと「死臭」がして、他の商品まで売れなくなってしまうのです。
腐ったミカンがあれば、それを取り除かないと、ほかのミカンまでダメになるのと同じことです。

個人の所蔵する本でも同じで「これはもう読まない」と判断した本は、書斎から取り除かないと、書斎全体の雰囲気が重くなるのです。
私の場合、そういった本は地下書庫に移動させるようにしています。

私にとって本は自己投資の中核をなすものなので、本代だけはケチらないようにしようと思っています。
本をたくさん読んでいるので、その中で尊敬する著者も何人かいるのですが、その著者たちも本をシッカリと読んでいる人たちばかりです。

読書は私にとっては最も重要性の高いもので、海外旅行やグルメよりも順番が上に来ます。
本は基本的には捨てずに持っているので、貯まる一方でもあります。
自宅の地下の電動書庫には2万冊の本を置けるようにしているのですが、今のペースで行くと今年いっぱいで満杯となりそうです。

これをどうするかのアイデアは、今のところ全く浮かんでおりません。
私の個人図書館を見るとよく分かるのですが、整然と置かれた本たちからはオーラが出ています。
そこにいるだけでパワーをもらえるのです。

本好きの友人には、私の個人図書館をお見せすることがあるのですが、皆さん感動してくださるのがうれしいですね。
「毎日お風呂が入れ、一生本が読める」というのが、実は私の理想の人生なのです。
地震や戦争があったならば、毎日お風呂に入ることが困難になります。
また一生本が読めるためには、晩年でもボケず、健康や経済にも恵まれていなくてはなりません。
「毎日お風呂、一生読書」…我ながら”なかなか”良い目標だと思ってます。