来年からフランス語を始める予定です。
1人だけでやり始めると挫折する危険性があるので「プロジェクトF」と称して友人2人も巻き込むことにしました。
「なぜフランス語を始めるのか?」という問いには、私自身もハッキリと答えられなかったのですが、先日ふとその答えが見つかりました。
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その答えとは「人生に彩(いろど)りを添えるため」。
実際そうなのです。
フランス語をある程度マスターすれば、フランス語圏の魅力的な街を旅することが出来ます。
またフランスワインをより堪能することが出来ます。
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フランス語が分からない今は、ワインボトルのラベル一つ読めず、美味しいワインであってもすぐにその名前を忘れてしまうのです。
ドイツ語だとそんなことはありません。
英語だって簡単にその名前が頭にインプットできてしまえます。
先日飲んだニュージーランドの白ワインは美味しかったのですが「マウント・クック」と書いてあり、すぐに覚えてしまいました。
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私にとって今まで「人生に彩りを添える」なんて発想は皆無でした。
仕事をできるだけ楽しむようにしてきた方ですが、それでも自分や家族の生活を犠牲にしたり、肉体的・精神的にかなり無理なことをしてきたり、お金儲けのことにばかりに気持ちが偏(かたよ)ったりしてきました。
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彩(いろどり)のある人生ほど上質な人生だと思います。
ただし物事には順番というものがあり、最初から彩を求めるだけでは上手くいかないのです。
まずは経済的な基盤をキチンと固め、家族や友人や働く仲間たちといい関係を築き、しかる後に彩りを添えていくべきだと思うのです。
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バブル崩壊のあと、呻吟する毎日を送っていたのですが、借入れがすべてなくなった時のホッとした気持ちは忘れられません。
まさに解放された気分で、その後はルンルンでありました。
子供たちがすべて社会人になった時も「もうこれからは養育費も教育費もいらないのだ」という気持ちで、とてもうれしかったことを覚えています。
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還暦の頃から、私の人生には「信仰」というのが入ってきました。
これも人生の彩(いろどり)と言っては語弊があるのですが、明らかに人生が変化してきました(無論いい方向に、です)。
若い頃から神道に接していたら、もっと違った人生になっていたに違いないのですが、これはこれでシナリオ通りなのかもしれません。