フランス語が導く新しい世界

私が習っているウェブレッスンのフランス語の講師(日本人女性)の中には、お菓子作りが高じてフランス語に興味を持ち出し、今やフランス語を教えているという先生がいます。
実は私のフランス語も、フランスワインと並行して進んでいる感があります。

語学や読書の知的作業が終わったあと、ワインや日本酒を飲みながらブログを書いていることが多いのです(というか、毎晩です)。
そうすると徐々にワインや日本酒の「味の軸」のようなものが自分の中にできてきたような気がします。

日本酒などは目利き(味利き?)がかなりできるようになり、うまいマズいや、甘い辛いはもちろんのこと、上品さまで分かるようになってきました。
ワインの美味しさも段々と舌に浸み込んできました。
先日、暗いところでグラスにお酒を注いでいたら、誤って日本酒を入れたグラスにワインを足してしまいました。
「しまった!」と思って飲んだのですが、これはこれで結構おいしかったのであります。

ワインを勉強すると、海外旅行に行ったときなど、楽しさが倍増すると思うのです。
ワインの匂いをかいだり、ほんのちょっぴり舌にするだけで、ソムリエがさまざまな言葉でそれを表現するのをテレビで見たことがあります。
ボキャブラリーが豊富で、そのワインが持つ背景やストーリーを言葉で的確に描きあげるので、実にカッコいいと思いました。

パリに行ったときに一流ホテルの中にある、「ミシュランの星」のついたレストランに行ったことはブログでも書いたのですが、これが今になって、かなり自信につながってきているのです。
「本場」を知っていると、どこへ行っても物おじせずに堂々としていることができます。

あくまでも私のフランス語が上達したらの話ですが、年に1度はフランス語圏にも旅したいと思っています。
もし次にフランスに行くとしたら、ベルサイユ宮殿の離宮である「プチ・トリアノン」を訪れるということと、大型書店に行くということと、そして一流レストラン巡りをしたいと思っています。

「多読」が私を(人生の)一段上のステージに導いてくれました。
同じように「語学」もまた、自分が知らなかった新しい世界へのドアを開けてくれるような気がするのです。
語学は何歳からでも始められるということを証明したい気持ちも、もちろんあります。