ウェブレッスンで英語とドイツ語を勉強しており、それぞれ数人の先生がいるのですが、先生にギリシャ問題の話題を投げかけると、面白い反応があります。
ヨーロッパ圏(ドイツ・イギリス)の先生はすぐに食いついてくるのですが、北米圏(アメリカ・カナダ)の先生の反応はイマイチなのです。
前者は非常に関心を持っており、後者はあまり興味がないのです。
ギリシャ問題に対する知識自体も、両者にはかなりの差がありました。
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株式市場を見ても、日米はギリシャ問題を何となく既に株価に織り込み済みといった感じがするのですが、欧州の株は敏感です。
ギリシャのチプラス首相が債権団(ECBやIMFなど)に強硬な態度を取り、緊縮策を断固拒否しているといった報道があったあとで、
実は「すべてにおいて妥協する」といった手紙を債権団に送ったという報道もありました。
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それで解決したかと思えばそうでもないようで、実際のところはよく分かりません。
結局、ギリシャ政権も債権団も7月5日の国民投票を待つといった状況のようです。
一つ言えるのは、債権団にはチプラス首相への強い不信感があるということです。
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客観的に見ていても、チプラス首相は相当具合の悪い人物だという気がします。
ギリシャに長い長い冬の時代(暗黒時代)をもたらす先導役といった感があります。
急進的左派に属する無神論者ということまでは分かっているのですが、何を考えているのか、あるいは何をしたいのかがよく分かりません。
なんだか東北大震災の時の日本の首相とイメージが重なってしまうのです。
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ギリシャの最新情報を得るにはどうしたらいいのかを考えていたら、ギリシャの英字新聞のウェブ版を読めばいいというアイデアが出ました。
我ながらグッドアイデアです。
英語なら何とか読めそうです。
また本気で今回のギリシャ問題を追って行こうと思っているので、けっこう真剣に記事を読んでいます。
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英文を読んでいると、やはり単語力が一番のネックだという気がします。
1行に2つも3つも分からない単語があったのでは、さすがにスラスラと読んでいくわけにはいきません。
しかしながら何度も出てくる「referendum(国民投票)」や「austerity(緊縮政策)」といった言葉は覚えてしまいました。
ギリシャ問題に片がついたころには、私の英語力もアップしているかもしれません。