「イヤなことは考えない」というのは幸せ人生へのコツだと思うのです。
イヤなことを考え始めると、どんどん悪い方向へ妄想が広がっていきます。
逆に「いいことばかり」を考えたり、「楽しいこと」を夢見たりしていると、少なくともその間は幸せだし、段々と現実もその方向へ向かっていくことが少なくありません。
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イヤなことを考えたからと言って、問題が解決するわけでもないし、そのまま神さまに委ねてしまうに限ります。
その点、信仰を持っていると実に楽なのです。
物事には自力で解決できることと出来ないことがあります。
出来ないことでウンウン悩むのは時間とエネルギーのムダです。
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鍵山秀三郎先生は事業で苦境に陥った時も、毎朝懸命に掃除に打ち込んでこられました。
むしろ掃除によって救われたとのことです。
トイレの便器に顔をくっつけるようにして磨いていると、少なくともその間は苦しみから逃れられ、我を取り戻すことが出来ます。
掃除だけでなく、打ち込むものがあると、無心になれ救われるのかもしれません。
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伊勢神宮に行くと、いつの間にか自分についたモヤモヤしたものが洗い清められます。
穢れ(けがれ)が禊(みそ)ぎ払われるのです。
神社に行くと、知らず知らずの間に歪(ゆが)んでいたものが、正しい形に戻ります。
そのパワーは目に見えないのですが、素直にそれを信じ、受け入れたいと思うのです。
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普段からの心がけにより、災いから逃れたり、災難を減らしたりことは可能だと思います。
決してオカルトチックなことを言っているのではなく「災難」を「病気」と置き換えたら、すぐに分かるはずです。
暴飲暴食をしたり、睡眠時間を削ったりしていたら、病気になる確率がグンと高くなるのは当然のことです。
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災難から逃れる方法の一つは「掃除」だと思います。
むろん整理整頓も有効な手段で、いらぬモノを捨てるのは「厄」を捨てるのと同じ意味を持つのではないかと思うほどです。
モノをガサッと捨てた後、運気が上昇する経験を私は何度もしてきました。
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場を清めていくと、目に見えないケガレが吹き飛んでいきます。
斎藤一人さんの本を読んでいても、不潔なところやゴチャゴチャとモノが片付いていない場には、浮遊霊が好んで住みたがると言います。
そしてそれらが悪さをするのです。
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腹八分目にしていたら、まず病気になりません。
「5分前精神」で余裕を持って行動していたら、不思議なことにもうそれだけで福が来ます。
人が見ていないところで「善」を重ねていたら(陰徳と言います)、幸福や成功や繁栄が勝手にやって来るのです。
幸せ人生へのコツは、案外簡単なことではないかと思うのです。