株の話 その2

投資は不動産と株に絞り、それ以外には目もくれないようにしようと思っています。
実際にやってみて、投資をするにはシッカリと勉強しなければならないということがよく分かりました。
不動産と株以外に勉強する時間が取れないので、それらに集中しようというわけです。

インカムゲインを目指す投資は、投資したものを時間をかけてジックリと育てていくといった感覚があります。
従って自分と相性のいいものに投資しないと「お気に入りの投資」にならないのです。
キャピタルゲイン狙いだと、せわしなく売ったり買ったりするのがメインなので「じっくり投資」には程遠く、投資というより“むしろ”投機と言った方がいいのではないでしょうか。

私の場合、不動産でもキャピタルゲインを狙った投資は、ほとんど失敗してきたように思います。
自分の性格に合っていないのです。
株でもチャートソフトを活用して、キャピタルゲイン狙いの売り買いをしたのですが、どうも落ち着きませんでした。
やっぱり私には配当収入を得るインカムゲイン投資の方が100倍ぐらい向いている気がします。

株価が上がった時、うれしいので“ついつい”売ってしまいます。
その時は利益が出て満足するのですが、その売却代金ですぐに別の株を買ってしまいがちなのです。
しかしそれが暴落し、結局損をしたというケースが少なくないのではないでしょうか。
売って儲かった時は暫(しばら)く休むか、あるいは収益不動産に換えてしまうべきだと思うのです。

株の本を読んでいると「保有する銘柄は精々5つまで」と書いてあることが多いのですが、実際にやってみてその通りだと思います。
5つ以上は管理がしきれないのです。
株式投資とは永久保有する銘柄探しの旅」と言った人がいましたが、100%同意です。

永久保有してもいいと思えるような銘柄を見つけ、毎月一定額を買い増していきたいと思っています。
いつが高くて、いつが安いなどという判断は、なかなか出来るものではないからです。
感覚的には「自動積立定額預金」といった感じです。

「森羅万象を本から学ぶ」が私の読書スタイルなのですが、これが株式投資にも極めて役立っているような気がします。
読書はインプットですが、投資はそこから得た知識のアウトプットです。
「時代の方向性」や「世界経済の動き」といったマクロから、個々の企業情報にいたるまで、すべて本から学ぶことが出来ます。
多読は私の武器でもありますが、それを投資に応用したいと思うのです。